◆  田中 洪至(たなか ひろし) プロフィール ◆ 

【生い立ち】
1946年東京に生まれる。父親は洋画家の故・田中春弥。
区立小・中学校を経て、都立高校在学中よりコントラバスを始め、故・今村清一氏に師事。


【渡墺まで】
1966年 東京藝術大学音楽学部器楽科コントラバス専攻 入学。故・今村清一、故・江口朝彦両氏に師事。
在学中より「アカンサス弦楽合奏団」に参加、以降室内楽の活動に力を注ぐ。
1969年 NHK「土曜コンサート」東京フィルハーモニー交響楽団にて、当時としては珍しいプロコフィエフ作曲「キージェ中尉」のコントラバスソロを演奏。
1970年 東京藝術大学を卒業。同時に首席コントラバス奏者として東京フィルハーモニー交響楽団に入団。以降オーケストラの他、アカンサス弦楽合奏団、東京室内交響楽団などの室内合奏団のメンバー。また、田村宏、金澤桂子、小林仁、笠間春子、イソカルテットその他の諸氏と室内楽のコンサートを開催する。
1974年 NHKテレビリサイタル及びラジオ青少年コンサートにてバスの岡村喬生氏と共に、モーツァルトのコンサートアリア「Per questa bella mano KV 612」を日本初演する。同年、ディッタースドルフのコンチェルトを東京室内交響楽団の伴奏で演奏。

【渡墺】
1974年ウィーンに留学。ウィーン国立音楽ホッホシューレ(現・音楽大学)に入学し、ルートヴィヒ・シュトライヒャー氏に師事。
翌75年よりORF-Symphonieorchester(現 Radio Symphonie Orchester Wien オーストリア国営放送管弦楽団)入団。同時に、Wiener Kammeroper(ウィーン室内歌劇場管弦楽団)、Ensemble die Reihe (アンサンブル・ディ・ライエ)、Ensemble Kontrapunkte(アンサンブル・コントラプンクテ)、Ensemble 20. Jahrhundert(20世紀アンサンブル)、Strauss Festival Orchester Wien(ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ)のメンバーとなる。またSt.Peters Kirche(聖ペータース教会)の聖歌隊オーケストラのメンバーとして宗教音楽の演奏も続ける。ORFのメンバーとして、室内楽のメンバーとして、ウィーン、ザルツブルクをはじめとするオーストリア各地、ポーランド、ドイツ、イタリア、など各国各市の音楽祭に出演。


【帰国後】
1981年帰国。翌82年、室内楽グループ「東京カンマーコレーゲン」を結成・主宰。他、各オーケストラ、室内楽団でも演奏。
東京カンマ−コレーゲンではNHK「午後のリサイタル」出演。現在に至るまで、年2−3回の定期演奏会。その他、1984年から90年までの毎年夏、「蔵王グリーンフェスティヴァル」を開催。1985年から「愉しめるコンサート」としてヨハン・シュトラウスファミリーを中心とする数々、特にシュランメル音楽でを中心とするウィーン音楽を、弦5部とピアノの編成という室内楽により演奏し(奥 千絵子による編曲)、国内は勿論、ウィーンからも高い評価を得ている。
1996年、ナミレコードより東京カンマ−コレーゲンによるCD「ウィーンはいつもウィーン - シュランメル讃歌 - 」をリリース。
2006年10月28日横浜みなとみらい大ホールにて結成25周年記念のコンサートを開催。2007年その2として10月27日東京紀尾井ホールにてウィンナーワルツのコンサートを開催。
現在、東京カンマーコレーゲン代表。日墺文化協会理事。1978年結成当時からメンバーであった「ウィーン・シュトラウスフェスティバルオーケストラ」で演奏。東邦音楽大学・高校、及び2016年まで学習院女子高等科講師。

つづく…(管理人・途中挫折:どれを選んで記載してよいやら…)

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