【渡墺まで】
1966年 東京藝術大学音楽学部器楽科コントラバス専攻 入学。故・今村清一、故・江口朝彦両氏に師事。
在学中より「アカンサス弦楽合奏団」に参加、以降室内楽の活動に力を注ぐ。
1969年 NHK「土曜コンサート」東京フィルハーモニー交響楽団にて、当時としては珍しいプロコフィエフ作曲「キージェ中尉」のコントラバスソロを演奏。
1970年 東京藝術大学を卒業。同時に首席コントラバス奏者として東京フィルハーモニー交響楽団に入団。以降オーケストラの他、アカンサス弦楽合奏団、東京室内交響楽団などの室内合奏団のメンバー。また、田村宏、金澤桂子、小林仁、笠間春子、イソカルテットその他の諸氏と室内楽のコンサートを開催する。
1974年 NHKテレビリサイタル及びラジオ青少年コンサートにてバスの岡村喬生氏と共に、モーツァルトのコンサートアリア「Per questa bella mano KV 612」を日本初演する。同年、ディッタースドルフのコンチェルトを東京室内交響楽団の伴奏で演奏。
【渡墺】
1974年ウィーンに留学。ウィーン国立音楽ホッホシューレ(現・音楽大学)に入学し、ルートヴィヒ・シュトライヒャー氏に師事。
翌75年よりORF-Symphonieorchester(現 Radio Symphonie Orchester Wien オーストリア国営放送管弦楽団)入団。同時に、Wiener Kammeroper(ウィーン室内歌劇場管弦楽団)、Ensemble die Reihe (アンサンブル・ディ・ライエ)、Ensemble Kontrapunkte(アンサンブル・コントラプンクテ)、Ensemble 20. Jahrhundert(20世紀アンサンブル)、Strauss Festival Orchester Wien(ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ)のメンバーとなる。またSt.Peters Kirche(聖ペータース教会)の聖歌隊オーケストラのメンバーとして宗教音楽の演奏も続ける。ORFのメンバーとして、室内楽のメンバーとして、ウィーン、ザルツブルクをはじめとするオーストリア各地、ポーランド、ドイツ、イタリア、など各国各市の音楽祭に出演。